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1on1ミーティングを継続的に実施する必要性とは?具体的な理由からポイントまで

こんにちは、TeamUp編集部です。

1on1ミーティングを導入時によく「わざわざ定期的に時間をとる必要性はあるの?」「日々のコミュニケーションで十分ではないか?」という疑問を持たれるマネージャーの方がいらっしゃいます。

1on1ミーティングは、月に1回以上の頻度で設定するのが通例です。しかし、ある程度の負荷を与える施策であり、日々のコミュニケーションとの違いがわからず1on1ミーティングという施策自体に疑問を持たれる方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、そのようなマネージャーの方向けに、なぜ1on1ミーティングを継続的に実施する必要があるのか具体的な理由から効果的に実施するためのポイントまで解説いたします。

1on1ミーティングを継続的に実施する必要がある理由

1on1ミーティングを継続的に実施する必要がある理由は下記の2点です。

  • 部下が抱えた課題やモヤモヤに気付ける可能性が高まる
  • フィードバック内容を定着させるのには時間がかかる

それぞれの内容について具体的にご説明いたします。

部下が抱えた課題やモヤモヤに気付ける可能性が高まる

業務内で一度は、「早く相談してくれたらよかったのに」と思ったことはありませんか?部下は上司が思っている以上に気を遣っています。「今忙しそうだから、相談しづらいな」「自分が抱えている課題だから自分で解決しないと」と感じてしまうと、抱えている課題をなかなか言い出せなかったりします。忙しい時期だと、なおさら相談することができないでしょう。

このような部下の心情から考えると、実は上司が知らない間に、課題やモヤモヤを溜めてしまっている可能性が十分に存在します。だからこそ、1on1ミーティングは一種の予防医療としてとても効果的な施策です。部下のための時間である1on1ミーティングを定期的に実施することで、部下が抱えた課題やモヤモヤに気付ける可能性が高まり、問題が小さなうちに解決することが可能となります。

フィードバック内容を定着させるのには時間がかかる

1on1ミーティングの時間を通して部下にフィードバックを行うことが多くありますが、内容が定着するまでには時間がかかります。時間が経つとフィードバック内容への意識が薄れてしまうからです。一度のフィードバックですべてを理解し、すぐに習慣化できる部下は少ないでしょう。

一方で、1on1ミーティングを継続的に行っていると、以前のフィードバックを意識しているかどうかや定着しているかどうかを長期的に問いかけることができ、部下のフィードバックに対する意識を継続させることができます。

効果的に実施するためのポイント

ここまで、1on1ミーティングを継続的に実施する必要がある理由についてまとめさせていただきました。
では、具体的に継続的に実施するためのポイントはどこにあるのでしょうか。

弊社でおすすめしている効果的なポイントは以下の3つです。

  • 導入時は少ない頻度で実施する
  • 1回の1on1ミーティングで効果を求めすぎない
  • 簡単なログを残す

導入時は少ない頻度で実施する

慣れていない段階で高頻度で実施してしまうと、部下・上司ともに負荷となり、結果継続的に実施することが難しくなります。まずは、月に1回ぐらいを目安にして実施していき、状況に応じて頻度を調整していくと、うまくサイクルを作ることができます。

1回の1on1ミーティングで効果を求めすぎない

前述の通り、1回の1on1ミーティングで効果を見込むことは難しいです。また、毎回の1on1ミーティングで気づきや発見を与えようとすると、1on1ミーティングの実施自体ハードルになってしまい、今後効果が見込めるにも関わらず、途中で断念してしまうケースが発生してしまいます。継続的に実施して初めて効果を実感できる施策ですので、1回の1on1ミーティングで効果を求めすぎず、ラフな形で実施していくことをおすすめします。

簡単なログを残す

ログを残すことで前回の1on1ミーティングの振り返りが可能となります。5分~10分程度の短い時間で、次回の1on1ミーティングの時に振り返られる程度のログを残しておきましょう

最後に

1on1ミーティングは継続的に実施することが重要です。まずは3か月を目標に継続的に実施していきましょう。