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客先常駐スタッフとマネージャーの信頼をつなぎ、離職率低下に貢献した1on1ミーティング

・ 2020/08/31 更新 ・ TeamUp編集部

株式会社Rosso
システムソリューション事業部 AI/データ分析技術部
執行役員
原田 大郷 様

課題
  • 内勤以外のほとんどの社員はお客様先に常駐しているため、マネージャーとの接点が少なく信頼関係の構築が難しかった
  • 中堅社員の離職率が高かった
  • 日常的にメンバーの不安や仕事への思いを引き出す場がなかった
TeamUpを選んだ理由
  • 複数のメンバーのログを一覧で管理できるから
  • ペア登録、繰り返し設定など細かい作業を自動化できるから
効果
  • 短いスパンで社員の不安や不満を察知できるようになり、離職率の減少につながった
  • 日々の努力や工夫を話して認めてもらう場ができ、やりがいにつながった

客先常駐スタッフの本音を引き出せる場が必要だった

━━1on1を実施する前はどのような課題がありましたか?

原田 私たちの業態はSESといって、内勤の社員以外は基本的にお客様先に常駐してシステムの設計・開発・構築・保守などを行なっています。そのため、現場のメンバーがマネージャーと1対1で話せる機会は年2回の面談くらいしかありませんでした。そんな中、一昨年は中堅社員を中心とした18名もの社員が離職してしまったんです。もちろん彼らには様々な理由があったのだと思いますが、マネージャーとしては、常駐スタッフの不安を汲み取ることができていなかったという反省がありました。現場のメンバーの立場になってみれば、人事考課のための面談の場ではやはり本音を伝えづらいですよね。そこで、正直な気持ちを吐き出したり、自分が現場で頑張っていることを話して認めてもらったりするような場が必要だと考えたんです

━━そこで1on1の導入を決められたのですね。具体的に、どのような流れで進めていったのでしょうか?

原田 まずは自分の直属のチームから小さく始めて、その後、全社へ広げていきました。全社への導入段階ではある程度トップダウンで進める方が早いと思ったので、役員と他のマネージャーが出席する会議で私から目的やツールについて説明し、細かい実施頻度などは各現場に任せることにしました。現時点では、全社の8割までは1on1文化が浸透してきたと思います。人数の多い部署は定着するまでにもう少し時間がかかりそうなので、私からもサポートできる機会を設けていきたいと思います。

━━導入段階で特に気をつけていたことはありますか?

原田 自分がメンバーと1on1をする上で決めていたのは、「否定しない」「注意しない」「なるべく本人から話してもらう」「誘導質問をしない」ということ。他のマネージャーに説明するときにも、「1on1は進捗確認の場ではない」ということは意識的に伝えていきました。また、適切な実施頻度は人によって異なるので、特にノルマなども設定していません。

日常の小さな成果やファインプレーを話せることが嬉しい

━━実際にTeamUpを使っていただいて、よかったことはありますか?

原田 TeamUpを使う前は、タスクをカード形式で管理できるツールでメンバーごとにページを分けて1on1の記録を管理していました。TeamUpを導入してからは、複数メンバーのログを一覧で管理できたり、一斉に1on1の実施依頼を出したりできるようになったのが助かっていますね。ペア登録や繰り返し設定などで細かい作業を自動化できるのも、楽になったポイントです。

━━1on1を定期的に実施するようになってから、何かチームに変化はありましたか?

原田 1on1を導入してから約1年経ったのですが、組織の規模が拡大している中、昨年の離職者数は一昨年の半数に留まり、社員数も目標としていた人数まで増員することができました。1on1を通して、社員の悩みや不安の兆候を早めに察知できるようになったことは非常に意味があったと思います。マネージャー、リーダーと現場メンバーが膝を突き合わせて信頼関係を築ける機会の重要性を改めて感じました。

━━ここまで1on1を主導してこられた原田様のお話を伺ってきましたが、現場メンバーの皆さんが実際に1on1を受けた印象はいかがでしたか?

保田 日報や月報ともまた違う、自分が心がけたことや日常の小さな成果を聞いてもらえる場ができたのが嬉しかったですね。私の場合、もともと悩みは抵抗なく相談できるのですが、自分なりに良いと思ったことをやってもマネージャーに知ってもらう機会があまりなく、少しモヤモヤしていたんです。定期的にマネージャーと顔を合わせる場ができたことで、次の1on1までに何か報告できることをやろう、と気合いが入るようになりました。ちなみに私はTeamUpを「1on1を効果的に支援してくれるツール」と知っており、転職時に既に社内で導入されていて嬉しかったことを覚えています。

コーポレート事業部 総務部 保田 恵梨佳 様

原田 私たちが使っているテンプレートの中には、「次回の1on1までにやること」という項目を設定しています。小さなことでも、プライベートのことでも何でも良いので、実際のアクションにつながることを見つけてほしいからです。テンプレートは部署ごとに分けて使っていますが、導入初期では現場のメンバーに意見を聞きながら、定期的に私の方で項目をアップデートしていきました。

吉田 私は普段から意見は言うようにしていますが、1on1があることで、周りの人を意識せず、マネージャーと1対1で組織的なテーマをディスカッションできるのが楽しいです。面と向かって、深い話をできる機会はありがたいです。

システムソリューション事業部 AI/データ分析技術部 Manager 吉田哲也 様

━━今後、1on1を通じて達成したいことはありますか?

原田 何よりも継続して信頼関係を維持することが大切だと考えているので、定量的なゴールは設定していません。現在は部署によっては業務時間外に1on1を実施しているところもあるようですが、今後は1on1をマネージャー、リーダーの業務の一部という位置付けで定着させていきたいですね。全社へ浸透したその後は、1on1の中で出たメンバーのアイデアが会社を前進させるきっかけになればいいな、と考えています。

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